【日本の美味しいモノ】北鎌倉のおいなり屋さん~こいなりどこ～

飲食店からお土産屋さんまで、ここにしかない個性豊かな個人商店が多い湘南・鎌倉エリア。

そんな中で、今回ご紹介するのは北鎌倉にひっそりと佇む『こいなりどこ』の晩品おいなりさん！

北鎌倉で紫陽花や古寺めぐりでお腹が空いた時にはもちろん、お土産としてもおすすめな滋味あふれる一品です。

昭和レトロな店内の様子も紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

駅からお店までの道のり

『こいなりどこ』は北鎌倉駅西口改札前をまっすぐに伸びる鎌倉街道（県道21号線）沿いに位置します。

駅から徒歩10分と少し距離があるものの、街道沿に並ぶ昔ながらの老舗や雰囲気のある個人店を見ながら歩いて行くことができます。

また、四季折々に変わっていく山々の風景を眺めながら歩いて行くのも楽しいものです。

和造りの建物がひと際目を引く小坂郵便局も見どころのひとつ。

通常の郵便局では丸型の消印が使われますが、この郵便局から手紙を投函すると円覚寺と紫陽花が描かれた鐘の形をした消印が押されるそうです。

思い出のひとつとして家族や友達、または自分宛てにここから手紙を出してみるのも面白いかもしれませんね。

こいなりどこ・もりとぐら

2022年6月にオープンした『こいなりどこ・もりとぐら』はこだわりのお茶とおいなりさんが楽しめるお店。

主体となる“もりとぐら（杜人暮）”は、緑豊かな雑木のお庭造りや国産の自然素材を使用したお家造りなど、いわゆる造園や建築を手掛ける会社だそう。

造園会社がなぜおいなりさん？と、不思議に思ったのですが、食べてみて納得。

普段から“自然”を生かすことを生業としているもりとぐらさんがプロデュースしている『こいなりどこ』は、“食”に対しても自然であることを大事にされていて、昔ながらの手法で作られた無添加のおいなりさんを提供されています。

レトロ感を楽しみながらくつろぐ店内

白とマホーガニー色をベースにまとめられた店内はレトロ情緒たっぷり。

大きな窓から差し込む優しい自然光が心地良く、ノスタルジックな気分にさせてくれます。

随所に木材が多用され、まるでお店そのものが呼吸をしているかのようです。

おいなりさん以外にも、お洒落なカゴバッグ、銀杏の木で出来たおしゃもじ、竹箒、等々、見ているだけでも楽しいこだわりの商品が並びます。

日本の昔懐かしい雑貨を扱った一画もあるので、お好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。

イートインスペースは大人なら2人ぐらいが腰掛けられる小さなベンチが店内と外、両方に設けられてます。

持ち帰り用に包んでもらったり、贈答用に箱詰めにしてもらうことも可能です。

小ぶりでも栄養いっぱい！

煮込んだ揚げに酢飯が詰められたおいなりさん。見た目はシンプルですが実は栄養価が高いって知っていましたか？！

◎大豆が原料のあぶら揚げは、良質のたんぱく質と脂質が豊富

◎ご飯はエネルギーの元となる炭水化物。

◎酢飯に使われるお酢は体をアルカリ性に保つクエン酸．．．等々

栄養価が高く、カロリーもあるので鮭などが入ったおにぎりよりもおいなりさんを進める栄養士さんも多いのだとか。

鎌倉観光ではお寺巡りやハイキング、海水浴などエネルギーを使うアクティビティをすることが多いのでおいなりさんはうってつけなんですね。

一般的なモノより小ぶりな『こいなりどこ』のおいなりさんは大人なら二口ほどで食べられる大きさです。

揚げは本来の自然の色を極力保ちながらもお出汁の味がしっかりと滲みています。

お米の炊き具合、お酢の効き具合、と、どれをとってもバランスが素晴らしく、揚げと合わさった時のふっくらとした食感が抜群！

滋味豊かな優しい旨味が口の中、そして体中にじんわりと広がります。

添えてあるガリが、これまた主役のおいなりさんに負けない存在感たっぷりの美味しさなのです。

一つ一つの材料選びから味付けまで、作る人の優しさと心遣いがぎゅっと詰まっているのが感じられます。

古くから縁起が良いと言われるおいなりさんはお土産にも最適ですよ！

一年を通して四季折々のアクティビティが楽しめる湘南・鎌倉。

鎌倉観光への行きでも帰りでも立ち寄れる『こいなりどこ』♡ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。

こいなりどこ・もりとぐら
所在地：〒247-0055　神奈川県鎌倉市小袋谷2-23-6
営業時間：＊営業日時・お休みに関してはお店のインスタグラムにて随時アップされています
最寄り駅：横須賀線 『北鎌倉駅』 徒歩10分
こいなりどこ・もりとぐら 公式サイト