2019年の11/19~12/6まで、南米のチリとペルーを旅してきました。
今回の旅の目的は、星で有名なアタカマ砂漠、町中がアートのバルパライソ、自然が生み出した秘境マーブルカテドラル、そして空中都市マチュピチュを訪れること。
今回、チリ・サンティアゴ市内の宿泊先を選ぶにあたって重視した点は下記の5つ:①地下鉄駅に近い、②冷房が完備されている、③朝食付き、④リーズナブル、⑤Booking.comでのレビューが9以上。
それらをすべて満たした宿の中でも目を引いたのが、プロビデンシア地区にある“B&B Providencia(ベッド&ブレックファースト・プロビデンシア)” でした。
一般の住居を改築した建物で屋根裏部屋にも客室があり、ホテルとはまたひと味違った、とても居心地のよい宿です。
空港間の送迎
現地送迎サービス会社とのやり取りに不安がある場合や、確実な送迎を希望する場合は、宿がアレンジしてくれる送迎サービスを利用すると安心です。
B&B Providenciaでは空港間の送迎(有料)に対応しています。チリのサンティアゴ空港からB&B Providenciaまでは車で約20分前後です。
チリ・サンティアゴ空港での入国や、市内への移動に関してはこちらもどうぞ☟
宿のロケーションと周辺の環境
チリの首都、サンティアゴは、歴史的な建物や見どころの多い旧市街と、近代的なオフィスビル等が多い新市街とに分かれます。
旅行者が宿泊するのに安全と言われているのは新市街です。
新市街の範囲は、地下鉄で言うと1号線 (赤) のPedro de Valdivia 駅から El Golf 駅の周辺。
地区で言うと『ラス・コンデス(Las Condes)』、『ビタクラ(Vitacura)』、『プロビデンシア(Providencia)』。
B&B Providenciaの最寄り駅は地下鉄1号線 (赤) のManuel Montt。駅からは徒歩6分ほどの所にあります。いわゆる新市街と言われているエリアからは少し外れますが、丁度旧市街と新市街の境目に位置する駅なので、どこに行くにも便利な立地です。
宿の周りにはスターバックスをはじめ、バーやカフェ、チョコレート屋さんからバレエ教室まであります。レストランも種類が多く、タイや日本のアジア系から、フレンチまで幅広く揃っていました。スーパーも徒歩圏内にあります。
また、大学が多いエリアなので、街並みが整備されていて、落ち着いた雰囲気です。夜21時以降も犬を散歩させている人や子供連れの人が歩いていて、治安の良さが感じられました。
サンティアゴ市内を走る地下鉄に関してはこちらをどうぞ☟
客室
宿は全体的にマホーガニー色でまとめられ、アンティークな小物や木のフローリングが心地良い空間を作り出しています。
今回泊まったのは、3階にある屋根裏部屋のダブルルーム。
6畳ほどの客室部分と、更に2畳ぐらいのバスルームが部屋の奥まった場所にあります。
部屋の入り口、ベッド、バスルーム、それぞれの位置が丁度好い具合に離れていて、とても落ち着く間取りでした。
ベッドはクイーンサイズが1台。ほどよい硬さのマットと、清潔なリネンで寝心地が好いです。
ベッドの左側は屋根の傾斜がある為、天井が低くて使えませんが、スーツケースを置くにはぴったりの空間でした。
バスルームの手前には引き出しが5段ある小さなドレッサーがあり、服と一緒に細かいモノも仕舞えます。
部屋からのビューは、天窓から見上げる空!
一刻、一刻、と変わっていく景色は、まるで自然のキャンパスを眺めているような気分です。
暑い時や空気の入れ替えをしたい時は天窓を開けたり、日差しが強い時間帯や寝る時はシェードを降ろせます。
普段忙しすぎると、空をゆっくり眺める時間ってなかなかないですよね。ベッドに寝っ転がって窓の外を流れてゆく雲を追ったり、夜は月を仰いだり、そんなちょっとしたひと時に癒されます。
サンティアゴは11月からは30度を超える真夏日もあると聞いていたので、あえてエアコンのある宿を選びました。
エアコンは室外機の音が近所の迷惑にならない様、B&B Providenciaで使用できるのは夜の22時までです。
結局、初日以外は過ごしやすい気温だったので、扇風機を時々回すぐらいでエアコンを使うことは一度もありませんでした。
3階の屋根裏部屋に通じる階段は傾斜がかなり急です。荷物が大きい場合は、中身を出して持ち運ぶ等、工夫が必要かもしれません。
バスルーム
白を基調としたタイルに黄緑色の小物をアクセントにしたバスルームは、掃除が行き届いていて、とても清潔でした。
シャンプー、石鹸、バスタオルや足ふきマットが備えてあります。
バスタブは非常に小さく浅いのでお湯は貯められません。
シャワーは日本式で取り外して使えて、水圧、お湯の温度共に十分でした。
ドライヤーはバスルームの壁に備え付けになっています。スイッチを押している間温風が出るタイプです。風量は少し弱めなので、髪の量や長さによっては時間がかかるかもしれません。
バスルームには擦りガラスの小さな天窓がついています。日中はそこから日差しが入り、夜は電気をつけなくてもほのかに明るいです。
南米ではトイレにトイレットペーパーは流せません。配管が詰まってしまうのでペーパーは傍にあるゴミ箱に捨てましょう。
Wifi
建物内はどこでもサクサク繋がって、快適でした。
部屋には3か所ほどコンセントがあるので充電も困りません。
チリの電圧は220ボルトでプラグはCタイプ(2つ穴)です。
朝食と共用キッチン・ダイニング
B&B(ベッド&ブレックファースト)なので全室朝食付きです。チリは南米の中でも物価が高いので、朝食込みの宿はとても助かります。
朝食はこちらの共用のダイニングルーム↓で頂きます。
パン、ハム、チーズ、コーヒー/紅茶類/ジュースが基本。そこにヨーグルトやフルーツが付いたりと、日によって少しずつ変化があるのが好かったです。簡単な卵料理もオーダーできます。
ダイニングテーブルに並べられたランチョンマットの上にはカトラリー、お皿、水指が毎朝綺麗にセットされます。ヨーグルトがガラスの器に入れ替えられていたりと、ちょっとしたことですが、ひと手間かけて朝食の準備がされているのが印象的でした。
早朝に出発する場合は、事前にリクエストすると朝食を用意してくれます。
共用キッチンの蛇口には浄水器が取り付けてあるので、いつでも安心してお水を飲むことが出来ました。
お鍋、湯沸かしポット、食器、等、自由に使えます。
チェックイン/アウトと支払
チェックイン:11:30am~0:00am
チェックアウト:5:30am~12:00pm
宿泊費の支払は現金(チリペソ/米ドル)、またはカード払い(マスター、ビザ、アメックス、JCB、ダイナース、等)が可能です。
B&B Providenciaではクレジットカード払いでも米ドルであれば19%IVAが免税
B&B Providenciaは今回の南米旅行中に、1番長く滞在した宿です。屋根裏部屋にあこがれていた私にとっては、行く前から楽しみでしたが、実際に泊まってみて益々好きな宿になりました。
オーナーご夫妻をはじめ、スタッフさん達が皆フレンドリーで、心地良く安心して過ごせます。サンティアゴに行くなら、またリピートしたい宿です。